カエルヒーラーセイルと純エルフサフィのまったりのんびり生活記録
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Elysiaのお願い
2009年03月07日 (土) | 編集 |
ヘイブンに行ったら、一人の女性が冒険者になにやら話しているところに出くわした。
周りには見知った顔がある。
「なにしてんのさ?」と聞いたら「この人があたしらに頼み事したいんだって」と返ってきた。
なるほど。
冒険者への頼み事なんてただならない感じ?
ワタシは好奇心からこの一行についていくことにした。

090307-1.jpg

まあ、いざとなったら隠れればいいのさ♪
強い人はたくさんいるんだから。
カエルがいなくなったところで問題はあるまいて、ね。

その女性、エリシアはワタシ達をコブトスに案内した。
コブトスといっても有名なダンジョンのほうではなく、坑道のほう。
何でも彼女は修行中の堀師なんだそうな。
誘われるまま入っていくと。

090307-2.jpg

こんな感じ。
何があったんだ?
まさか先発隊がこれだけ倒したのか?
しまった、パーティくんでないから羽根取れないじゃんOrz

そんなことを思いつつ、奥に進んでいくと。
すでに息のあるハーピーはいなかった。
あんたたちすごすぎだよ、とワタシは周りの冒険者を見回した。
彼らにとってはハーピーなんて雑魚なんだろうけど、ワタシには強敵と書いてもトモとは呼べない仲だ。

そんなことを思っている間に、エリシアは話し出した。
話していくうちに。
ワタシ達は知った。
彼女がすでに息絶えていたこと。
幽霊になってまで伝えたいことがあることを。

090307-3.jpg

ワタシ達は彼女の思いをミ思い人に伝えることを約束した。
彼女は安心して姿を消した。
お礼の言葉だけが虚しく坑道に響く。

と、同時に。

外に不穏な気配が湧いた。
悪名高いギルドの面々がこちらに向かって駆けてくるところらしい。
長居は無用。
ワタシ達は魔法使いが出したミノック行きのゲートに飛び込んだ。


そしてミノック着。

090307-4.jpg 魔法って便利だな。

エリシアが告げた場所はミノックの鍛冶屋だった。
中に入ると初々しい顔の鍛冶屋見習いのJuddがいて、飛び込んできたたくさんの冒険者に目を丸くしていた。

090307-5.jpg

営業スマイルまで若いな。
ワタシ達は事情を話したが、ジュドは信じなかった。それはそうだ。私達は行きずりの冒険者、初対面の人間(カエル)の言葉など信じられるわけがない。
しかもそれは耳を覆いたくなる不吉な言葉だ。
そのとき。
冒険者たちは彼女の残した鉱石を次々と差しだした。
それでやっと、ジュドも理解したらしい。
見る見る青ざめたかと思うと、泣き崩れた。

090307-6.jpg

ワタシは言った。
「女の子をそんな危険な場所やるなんて、男として最低だぜ」
ワタシは正直この情けない男に対してひとかけらの同情もなかった。なくして大事だとわかるくらいならば最初から大事にしていればいいのだ。しかもこんな安全な圏内で涙に暮れたところで嘘くさい気がする。まあ、後半部分は日頃命の危険に晒されているカエルならではの感想かも知れないが。

ひとしきり涙に暮れた後、ジュドはエリシアの残した鉱石を溶かし、1本の剣を作り上げた。

その剣に誓って、一人前の鍛冶屋になるよう精進すると言う。

まあ、がんばれ。
ワタシ達はそう言って、鍛冶屋を後にした。

090307-7.jpg

一人の若者の成長を目の前で見られたことだけをヨシとしよう、とワタシ達は思った。
何とも後味の悪い冒険だった。
帰ったらエールの一つでも飲んで寝るとしよう。
飲めない下戸のワタシにはちょうどいい悪夢に違いない。
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